

仕様:黒漆を上塗りし、漆が乾かないうちに金平目粉(24K)3種を蒔き定着させる。
素材:水目桜材
寸法:85×85×25ミリ
【金彩吟醸盃誕生 物語・・・】
この盃は上塗り漆が乾かないうちに、蒔絵に使用する際に使われる金平目粉(24金)の5号・3号・1号の大中小の金粉を蒔き放ち、煌めく宇宙を表現。まさに数ある酒盃の中でも吟醸盃であります。
金箔入りのお酒は飲んでしまうとそれで終わりですが、漆に定着した金粉は永遠に器物が朽ちるまで輝いてくれるでしょう。
そもそも、この金粉の蒔き放し技法に関しましては、1987年に、ぐい吞みを制作した際、初めて試みたものであり、漆も金も何物にも侵されない・・・ゆえ創作したものです。
2001年12月1日愛子内親王誕生の際、ペアで200セット制作し皆様にお渡ししました。
*現在、金価格が異常に高くなり金粉を蒔くことさえ、考えてしまいますが、金粉を蒔くまでの在庫は多少ご用意してありますので、ご注文頂ければ、仕事にかかることが出来る状況にあります。朱に関しても同様です。