






仕様:木地呂塗りに厨子内金箔張り
素材:欅 ホヤ杢
寸法:250×270×170
【厨子 ものがたり・・・】
父が亡くなって、仏壇を自分の手で制作したのは1998年のことでした。それまでにも、現代の生活に合う小仏壇をと、何点か依頼され作ってきました。しかし、結局、これくらいでいいのか・・・と、木地師の友人と共に創ったものが写真のお厨子です。
友人は、欄間の彫りで有名な、富山県井波市で修業ずみ、屋根の勾配は、法隆寺の夢殿の屋根をイメージして作りこんでくれ美しい厨子となりました。
*金箔は、単なる金箔張りではなく、あえて大中小の金箔を散らし、さらに極細かな金箔を蒔き込み重厚な仕上げにして日本ならではの奥ゆかしい重厚な金箔仕上げとしました。
*厨子構造は、ひとつひとつの部材を漆塗りで仕上げ、それを組み立てた後、中の金箔板も別体でつくり、それを嵌め込んでいきました。
*写真内の立像は、金額に含まれておりません。